III.携帯型ゲーム機の需要性


1.ゲームボーイ所有・プレイ状況
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・この秋から来年春にかけて各ハードメーカーから発売される携帯型ゲーム機に対するユーザーのニーズを把えるために、まずゲームボーイの所有・プレイ状況をきいた。
・全体の6割近く(56.2%)がゲームボーイを持っているが、現在も定期的に遊んでいるのは約3割(29.7 %)である。
・年齢別では男女とも10〜12才において定期的に遊んでいる率が高く、やはり現在のところ携帯型ゲーム機のコアユーザーは小学生である。

 

2.今後の携帯型ゲーム機プレイ意向
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・ 中古ソフトウェアの購入本数をみると、やはり「1〜5本」が41.3%と最も高い。昨年、中古ソフトウェアを1本も買わなかった人は、全体の40%近く(39.7%)を占める。
・ 全体における中古ソフトウェアの平均購入本数は3.4本で、男女別ではやはり男性の方が多い(男性:3.7本、女性:1.9本)。年令別では高校生にあたる16〜18才が 4.1本と最も多い。

 

3.携帯型ゲーム機の魅力
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・携帯型ゲーム機の基本コンセプトである「外出先・移動中に遊べる」が75.8%と最も高い。次いで、「対戦・データ交換」「他ハードとの連動」といった互換性の良さがあがっている。

4.新携帯型ゲーム機購入意向
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「ポケットステーション」「ワンダースワン」は調査票作成時点では正式名が未発表だったため、対象者には「プレイステーション用PDA」、「バンダイの新携帯型ゲーム機」と提示している。
・新携帯型ゲーム機の購入意向トップ3は「ゲームボーイカラー」(41.6%)、「ポケットステーション」(41.1%)、「ビジュアルメモリ」(30.1%)の順。「ゲームボーイカラー」は、小学生及びその親に当たる30代で購入意向が高い。
・男性の13〜29才、女性の16〜24才では、「ゲームボーイカラー」よりも「ポケットステーション」の購入意向の方が高い。

5. キーチェーンゲームの所有・プレイ状況
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・キーチェーンゲームの所有・プレイ状況をみると、全体の5割近く(49.3%)が所有しているものの、現在も定期的にプレイしているのは 5.9%と少数にとどまっている。

・定期プレイ率は女性においてより高く、各年代で10%を超えている。男性では小学生にあたる10〜12才が最も高い。

・定期的に遊んでいるキーチェーンゲームのタイトルをきいたところ、「ポケットピカチュウ」がトップ(25人)で、次いで「テトリス」(21人)、「ぷよりん」(15人)といった「落ちもの」系のゲームが上位にあがっている。   

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