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第3回CESA定例記者会見および「東京ゲームショウ2004」懇親パーティーレポート

第3回CESA定例記者会見

東京ゲームショウ2004ビジネスディである9月24日、第3回となるCESA定例記者会見が実施されました。
平成16年度上期事業報告にはじまり、下期の展望について報告いたしました。


会長挨拶 CESA会長 辻本憲三 (全文)

会長挨拶会長の辻本でございます。
本日はご多忙中にもかかわらず、ご出席賜り有難うございます。
また日頃皆様には報道関係において大変お世話になり有難うございます。

 さて、本日開幕いたしました「東京ゲームショウ2004」につきまして、 皆様既に会場をご覧頂いていることと思われますが、出展各社の今回のショウにかける意気込みを感じ取られたことと思います。
特に今回は今週になり新聞紙面を賑わしている新型ゲーム機が注目を集め、一層関心の高まることがうかがえます。
今日はビジネスデーとさせていただいておりますが、明日より2日間、一般ユーザーが多数ご来場されることでしょう。
その熱気をぜひそれぞれの媒体を通してお伝えいただけたら幸いです。

 さて、昨今ご高承の通り政府のかかげる「コンテンツビジネスを国家戦略の柱に」のスローガンのもとに政府・産業界一斉にコンテンツ産業に力を入れて来たことはこれまで当業界としては初めての経験で、その意味でゲーム業界は新しい時代に入ったと言えようし、協会活動においても従来より一層の高度化と広がりを求められるようになって来ております。
今回は平成16年度の中間に当たることから、協会の各委員会活動の上期実績報告並びに下期の展望について、調査広報委員長より活動の中間報告という位置づけで簡単にご説明させていただき、その後、Q&Aの時間とさせていただきます。短い時間ではございますが、何卒宜しくお願い申し上げご挨拶とさせていただきます。

懇親パーティー

「東京ゲームショウ2004」懇親パーティーは、多くのご来賓をはじめ、国内外の業界関係の方々、CESA会員の皆様など、大変多くの方々にご出席いただき、盛況のうち終了いたしました。


概 要
〔日時〕
平成16年9月24日(金) 12時00分~13時30分
〔会場〕
ホテルニューオータニ幕張 2階「鶴の間」
〔式次第〕
主催者挨拶 CESA会長 辻本 憲三 ご来賓挨拶 経済産業省 大臣官房審議官 桜井 俊様 ご来賓挨拶 中国新聞出版総署音像電子&ネット出版管理司 電子処 処長 徐 勝帝
(じょ しょうてい)様 ご来賓挨拶・ 乾杯のご発声 株式会社NTTドコモ
広報部イベント担当課長 稲川 浩様 ご来賓挨拶 総務省 大臣官房審議官 松井 英生様 中締め CESA副会長 工藤 浩
会長挨拶 CESA会長 辻本憲三 (全文)

会長挨拶 只今ご紹介頂きました会長の辻本でございます。
 「東京ゲームショウ2004」を機に懇親パーティーを持たせていただきました所、ご多忙中にも関わらず、このように多くの皆様にご参加を賜り誠に有難うございます。
 また皆様には平素協会活動に対し、種々ご協力、ご支援を賜っておりますことに厚く御礼申し上げます。

 さて恒例となりました「東京ゲームショウ」は、世界最大級のコンピュータエンターテインメントショウとして、国内だけでなく海外からも大きく注目される様までに成長いたしました。
 今回で14回目となりました「東京ゲームショウ」は今年も日経BP社との共催により「最新の感動を、世界のみんなへ」をテーマに3日間をスタートいたしました。
 今回の「東京ゲームショウ」は、韓国、台湾などからのオンラインゲーム関連企業と米国企業が増加し、海外からの出展社数は倍増いたしました。
 当業界に関連する企業の広がりを反映し、様々な業種からの出展も増え、前回、過去最多となりました出展社数を更に上回る117社、出展小間数についても約1,500小間となりました。
 昨今、ご高承の通り政府のかかげる「コンテンツビジネスを国家戦略の柱に」のスローガンのもと、コンテンツ産業を重視する法案が可決され、今後、国が力を入れて育成し、振興を計るべき分野であるとの方向性が行政府、産業界で明確に打ち出されました。これは、当産業に対する期待、注目がこれまでになく高まりを示していることの現われであると同時に、「東京ゲームショウ」が担う役割もより一層重要になってくるものと感じております。
 そのような中で迎えた今回の盛況は業界として大変喜ばしいことでありましてご出展者各位、関係各位に改めて御礼申し上げます。

 さてこの機会に今回の「東京ゲームショウ」の内容また協会活動につき若干ふれさせていただきます。
 第6回目のCEDEC(CESA デベロッパーズ コンファレンス)を去る今月の6日から8日の3日間、工学院大学にて開催しました。これまでより会期を1日延ばし、海外からの講演者も増え、過去最大の規模と動員数をもって好評のうちに終了いたしました。
 なお、本日15時よりの「TGSフォーラム」では「CEDEC プレミアム」と称するCEDECと連動したパネルディスカッションを予定しております。
 一方「CESA ゲーム アワーズ」は優秀な作品を選出、表彰する制度ですが、その中で「東京ゲームショウ」に出展された未発売の作品より選考する「ゲーム アワーズ フューチャー」は会場でご来場者の皆様に選んでいただく方法をとらせていただいております。会場3箇所に投票所を設け、今回から公式ガイドブックにも投票用紙を差し込んでおりますので、奮ってご投票いただけますようお願い申し上げます。
 さらに今年の「スチューデント ゲーム 大賞」は、223作品という過去最も多い応募数の中から選ばれた受賞作品の発表授賞式を25日土曜日3時よりメインステージにて行う予定です。
 次に、倫理自主規制として採用しておりますレーティング制度は今月末で満2年を迎え、会員会社はじめ流通関係者の皆様などのご協力により、表示率は97%と順調に普及が進んでおります。今回、更なる啓蒙活動のため、会場にレーティング制度に関するパネルを7箇所設置しました。また、昨今、テレビゲームに対する社会の関心の高まっていることに対し「テレビゲーム」をもっと良く知っていただこうという趣旨のもと、「テレビゲームのちょっといいはなし」という小冊子を作成いたしました。キッズコーナーを中心に来場者の方に配布し、ゲームに対する正しい理解をいただくことにお役立ていただけたらと考えております。
 このようにゲーム内容の多様化、ゲームユーザー層の拡大など時代の要請に対応し、表現の自由を最大限確保した上で社会の倫理水準を適正化し、青少年の健全育成を目指して参ります。

 以上、「東京ゲームショウ」に関連する点を主にご紹介いたしました。
 さて、国際情勢、経済状況の厳しい中ではありますが、すでにご説明しましたように今回の「東京ゲームショウ」では過去最高などが随所に見られ今後の発展を示唆していると見ることが出来ましょう。
 私たちは今後とも市場の期待に応え、業界のさらなる発展のため努力を続けて参ります。
 どうぞこれからも当協会に、そして「東京ゲームショウ」に対し一層のご支援、ご協力をお願い申し上げる次第でございます。
 終わりに会員会社はじめお集まりの関係各位の益々のご繁栄を祈念申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
 有難うございました。

ご来賓挨拶 経済産業省 大臣官房審議官 桜井 俊様

ご来賓挨拶会場内を見させていただきまして、 世界を代表する大変盛況なゲームショウだということを実感いたしました。

このゲーム業界では約7割が海外に出荷されていると伺っております。コンテンツ業界の中でも海外展開に成功している業界として大変模範になるところだと思っております。

経済産業省といたしましてもこういった海外展開を含めていろいろなスタンスで応援してまいりたいと思っております。既にコンテンツ促進法も成立しておりますし、新産業創造戦略の7つの分野のひとつとしてコンテンツ分野を掲げておりますので、これから重点的な政策を展開してまいりたいと思っております。

ご来賓挨拶 中国新聞出版総署音像電子&ネット出版管理司 電子処 処長 徐 勝帝 (じょ しょうてい)様

ご来賓挨拶世界のゲーム産業の中で中国のゲーム産業はまだ始まったばかりです。その中で私たちは海外のゲームの業界からいろいろ豊富な経験を勉強し、中国の健全なゲームマーケットを発展させたいと思います。

日本と中国は友好的な近隣国でありまして、今回東京ゲームショウの開催に当たって東京ゲームショウはひとつの情報交流の場として、ビジネスの場として、ゲームの製品と技術の顕示の場として、成功していただきたいと思います。

ご来賓挨拶・ 乾杯のご発声 株式会社NTTドコモ 広報部 イベント担当課長 稲川 浩様

ご来賓挨拶・乾杯のご発声 ドコモは平成11年の秋からご一緒させていただきまして今年で早くも7回目の参加となりました。 こういった中で今年もゲーム業界と深い結びつきになるような出来事がふたつございます。

ひとつはFOMAの900iシリーズの販売です。今まで表現しきれなかったグラフィックスをハイクオリティに表現することができるようになり、より迫力ある臨場感を表現する事が可能になりました。 これによりあの社会的現象にもなりました有名なゲームも携帯電話で楽しめるようになりました。

もうひとつは料金で、パケット料金の定額制です。 これによりお客様がダウンロードにかかる費用を気にすることなく充分にゲームを楽しむということになり、通信を生かした携帯ならではのゲームのご提案をいただける環境が整ったのかなという気がしています。

このゲームショウがゲーム業界が発展していくひとつの道筋になっていると確信しております。

ご来賓挨拶 総務省 大臣官房審議官 松井 英生様

ご来賓挨拶最近総務省ではITという言葉をICT(Information and Communication Technology)という言葉に変更しております。ICTのCはコミュニケーシ ョンのCで、単に情報をやりとりするだけではなくコミュニケーションをす るという面が重要になったからです。ゲームでは、双方様々なやりとり をしております。そこに感動もあれば知的な関係もあるわけです。

そういった意味で、このICTのまさに中核を占める皆様方の更なる発展 が、日本の経済社会、さらには日本文化の世界に向けての発信の原動力になると思います。是非、皆様そういう誇りと気概をもってがんばって いただきたいと思います。

中締め CESA副会長 工藤 浩

中締めたくさんの方々がこのパーティーにお集まりいただき本当にありがとうございます。 東京ゲームショウ、特に今日はものすごく活気があってたくさんの方々が集まっているとそう久しぶりに感じた気がいたします。

東京ゲームショウは以前はコンシューマのパッケージソフトのゲームショウでしたが、ここにきてオンラインゲーム、モバイルゲームとコンテンツが幅広い分野に広がっていると肌に感じた次第でございます。

この27、8年間このゲーム業界を見てきましたが、どんどん新しい方向に、また我々の市場が拡大しているんだなということを感じております。
特に今年は年末年始にかけてPSPとDSが新規に出てきます。是非このポータブルがたくさん売れて、そして我々のソフトが数多く出てくるとありがたいと思っております。
是非ハードメーカーさん、山ほど売って我々のビジネスチャンスを作ってください。