東京ゲームショウ2011・日本ゲーム大賞2011 懇親パーティー
平成23年9月15日(木)に開催された「東京ゲームショウ2011・日本ゲーム大賞2011懇親パーティー」は、多くのご来賓をはじめ、国内外の業界関係の方、CESA会員の皆様など、多数の方々にご参加いただき、盛況のうち終了いたしました。
概 要
- 〔日時〕
- 2011年9月15日(木) 18:00~19:15
- 〔会場〕
- アパホテル&リゾート〈東京ベイ幕張〉東京ベイ幕張ホール
- 〔主席者〕
- 当協会会員、東京ゲームショウ2011出展者、日本ゲーム大賞2011受賞者、協会関係者(関連業界団体、マスコミ、流通関係者、業界関連企業、コフェスタ関連など)
- 〔式次第〕
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主催者挨拶 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会
会長 和田 洋一ご来賓挨拶 経済産業省 商務情報政策局文化情報関連産業課 課長 伊吹 英明 乾杯のご発声 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会
理事 田中 富美明中締め 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 理事 柿原 康晴
主催者挨拶/一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 会長 和田 洋一
本日は大変お忙しい中、お集まりいただき誠にありがとうございます。今年は、3月に発生した東日本大震災を受けて、「東京ゲームショウ」の開催について慎重に議論を行った結果、こうした状況下でこそ、エンターテインメントのジャンルである当業界が日本経済の活性化に貢献するべく、開催すべきではないかという結論に至りました。また、万一の災害に備えた配慮は当然のことながら、加えて義援金の募集等の復興支援策も合わせて実施しております。開催に向けて多大なご支援、ご協力頂いた皆様には、厚く御礼申し上げます。
ゲーム産業は、未だに地域的にもお客様にしても大変な広がりを見せております。継続的に業界が拡大している中で、お客様に対してコンテンツ・サービスを提供する側の一層の努力が必要です。どういったゲームデザインを考えるか、技術的な革新をどう起こすか、という事は私達も常に取り組んでいる訳ですが、ただ更に、どういった気持ちで臨むか、その気持ち自体も根本的に意識して変えていかなければならないと思っております。
まずひとつはお客様との絆という観点です。これまでは、ゲームソフトの作り手としてはマスターディスクが出来上がった段階で役割は終わりでした。そのため、そのパッケージソフトの完成度を高めようという点では大変な努力をしてきましたが、その後のお客様とのつながりというものはあまり持てずにおりました。現在は、携帯型ゲーム機を始めとして、据え置き型でもネットワーク機能を使ったゲームが大多数になり、ネットワーク要素が無いスタンドアローンのゲームであっても、イベント等によってお客様とのつながりを深めてよりゲームを楽しんで頂くという事が主流になってまいりました。今後このような考え方はより重要になってくると思います。
私共が気持ちの上で切り替えなくてはいけないもう一つの事は、オープンになる事だと思います。開発者同士が隠し合うのでは無くどんどんお互いに情報や問題意識を共有し合い、技術の交流も行っていくことが重要です。またそれは業界内のクリエイターと経営陣とのコミュニケーションに関しても同様で、経営陣もさらにゲームやお客様を理解する必要があります。さらには、他のエンターテインメント業界やあるいは技術的に素晴らしいものを持っている企業との間で問題意識とノウハウを共有する事がますます必要になってまいります。
このお客様との絆を持つこと、それから心をオープンにすること、この2点を私共は心に刻み、より一層業界発展のために努力してまいりますので、引き続きご支援のほど宜しくお願いいたします。ご清聴ありがとうございました。
ご来賓挨拶/経済産業省 商務情報政策局文化情報関連産業課 課長 伊吹 英明
只今ご紹介にあずかりました経済産業省の伊吹でございます。政府を代表しまして一言お祝いを申し上げたいと思います。会長からもお話がありました通り、今年は震災があり世の中どうしても暗くなりがちですけれども、ゲームというのは人の心を感動させる、子供からお年寄りまで楽しめるもので、この業界から元気を出して日本を明るくして世界に打って出るという事で、是非がんばって頂きたいと思っております。今回初めてゲームショウを拝見させて頂きまして、3つほど素晴らしいと思った事がありましたのでそのお話をさせて頂きたいと思います。
一つ目は、私が子供のころにもあったゲームタイトルが残っているのを本日拝見し、その表現の方法やダイナミックさなど、心に訴えかけてくるものがもの凄く大きく進歩していて、素晴らしい飛躍を遂げていると感じました。歴史もあるけれども新しい事にもどんどんチャレンジしていることが素晴らしいと思いました。二つ目は、先ほどゲーム大賞を拝見させて頂きましたけれども、本当に若い人がクリエイトしていると、経営幹部の方々の努力があるのだと思いますが、学生さんの出展もたくさんありましたし、若い人がどんどん入っていって活躍をされていることで、この業界、いろんな逆風はありますけれども未来に向かって明るく羽ばたいて行けるのだと思います。三つ目は、少しずつですけれども外国からの出展もあり、これはゲーム業界の方々はもう完全にグローバライズされておりますけれども、入ってくるのも出て行くのもオープンに競争していって、そこで勝っていく事でグローバライズされている産業であると、ゲーム業界だけではなく他のコンテツ業界も見習っていく点が多いと思います。
私事ですけれども、今年の夏までイギリスにいたのですが、日本に行きたいというイギリスの若者たちと面接をさせて頂く機会がありまして、大体10人いると7~8人は日本のアニメやゲームに憧れて日本に行きたいのだと話しておりました。皆様がこれまで20年~30年かけて築いてこられたレプテーション、日本のゲームは凄いんだぞというのは、それだけワールドワイドに広まっているという事ですので、是非自信を持ってこれからも活躍して頂きたいと思います。
今日はまだビジネスデーですけれどもこれだけ混雑していたのですから、これから一般開放の日になると歩けないぐらいになるかと思います。そういう中でゲームを訴求して頂きこのイベントを成功させるとともに、これから世界のビジネスで大活躍をされて、日本の経済・産業全体を盛り上げて先兵となりご活躍をして頂きたいと思います。最後に、ご臨席の皆様方のこれからのご活躍を祈念しましてご挨拶とさせて頂きます。
乾杯のご発声/一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 理事 田中 富美明
ご紹介頂きました田中でございます。日本ゲーム大賞の受賞者の皆様大変おめでとうございます。今日一日目が終わりまして大変お疲れ様でした。先ほど会長からもお話がありました通りゲームで日本を元気にという事で今日一日行わせて頂ききましたけれど、後残り三日間ございます。この東京ゲームショウを成功させて日本を元気にしていきたいと思います。
この多様性が広がったゲームビジネスマーケットの中でも先日、ソニーさんが新しいデバイスを発表されたり、またスマートフォンがどんどん広がっていく中でこの産業がますます拡大しているという事はお話の通りだと思います。それに追従するように我々クリエイター自身が変化していかなければマーケットに置いていかれると思います。
是非ここにお集まりの関係者皆様にはじめそれぞれの会社様のクリエイター様の皆さんこの大きなうねりの中で成功を掴み取って世界から注目される東京ゲームショウしていきたいと思います。これからの三日間の成功と同時にここにご参集の皆様方のご発展を祈念して乾杯したいと思います。(一同で乾杯)。
中締め/一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 理事 柿原 康晴
皆様こんばんは、ただいまご紹介を頂きました柿原でございます。
本日は日本ゲーム大賞の授賞式が押したため、懇親会の時間がいつもよりも短くなりました。まだまだ、皆様話し足りない、食べ足りないと思われる方々が多数いらっしゃると思いますが、一旦ここで中締めをしたいと思いますので何卒よろしくお願いします。
本日より東京ゲームショウが開幕いたしましたが、我々はこの東京ゲームショウを通じて我々の持つコンテンツの魅力やパワーを思う存分、日本や世界中にアピールし、世界中の人々に元気や笑顔そして心踊るような体験を提案していきたいと思っております。普段はここにおられる方々はライバル同士かと思いますが東京ゲームショウ開催期間は一致団結して、この東京ゲームショウを成功させたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
それでは一本締めでいきたいと思いますのでご唱和のほどお願いします。(一同で一本締め)