会長挨拶 会長 和田洋一

　 本日はお忙しいところお越し頂きまして、誠にありがとうございます。

当協会は、昨年（2010年）の下期から一般社団法人へと組織を変えました。本日は、その第一期の社員総会を開催いたしました。組織は変わりましたが、協会といたしましては、事業は従来通りとし、ゲーム業界発展のために様々な施策を実施してまいります。

まず、東京ゲームショウに関しては、震災の影響で開催がどうなるのかというご質問を多く頂きました。会員の皆様からご意見を募った結果、こういった時こそ日本が誇るゲーム業界として産業の活性化に貢献すべくゲームショウは開催することを決断いたしました。開催にあたっては、震災の対策にも配慮し、また使用電力25％削減のための節電対策も実施した上で臨みたいと思っております。
また、少しでも被災地に対して私共に出来ることをさせて頂きたいと考え、ゲームショウの場を借りて義援金の募集を行う予定です。

次に、開発者同士の交流の場であるCEDECに関しては、これまで以上に間口を開放して多くの方々の知的な交流を図りたいという趣旨で、略称のCEDECは変わりませんが、名称をCESAデベロッパーズカンファレンスから、コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンスへと変更いたしました。

このような取り組みを通じて、これまで同様に、業界を盛り上げるために頑張ってまいりたいと思っております。

このように継続して取り組むテーマがある一方で、今、成長しているゲームの分野は必ずしも私共がこれまで得意としていた分野でない場合もございます。これまでと同様に変わらず運営していくことに加えて、いかに変わっていくかという事も当協会の使命と感じております。

本日、第一回目の社員総会を開催いたしましたが、実質的に一年を通したものは当年度からになります。今後、この会場が満員で誰も入りきれなくなる状態まで当業界を盛り上げてまいりたいと思いますので、引き続きご支援のほど宜しくお願いいたします。ご清聴ありがとうございました。

乾杯 理事 鵜之澤伸

　 ご指名いただきましてありがとうございます。乾杯の音頭を務めさせていただきます。これが新体制－新生ＣＥＳＡ－の第一期となります。今年はいろいろと変化もありました。本日出席されている協会の幹部の方々も、各社決算発表など悲喜こもごもありながら、新しいことにチャレンジされていることと思います。

震災の復興に向けて、一致団結してこの波を乗り越えましょう。そして、やはり元気がいいのはこのゲーム業界と言われるよう、日本全体を引っ張り上げていきましょう。皆さまのご健勝と各社の発展を願って、乾杯させて頂きたいと思います。それではご唱和ください。(一同乾杯) ありがとうございました。

中締め　理事　辻本春弘

ご歓談中恐縮ではございますが、中締めをさせていただきます。

先ほど和田会長からお話がありました通り、今期からCESAの新体制が始まりますが、まずは今年の「東京ゲームショウ2011」を成功させることが非常に重要だと考えております。

様々なプラットフォームの登場や新たなビジネスの勃興により業界を取り巻く環境が急速に変化していることを踏まえ、この東京ゲームショウを我々のビジネス成功への起爆剤にしなくてはならないと思います。また、東日本大震災によってダメージを受けた日本を、この東京ゲームショウの開催によって少しでも活気づけたいと考えております。

CESA理事会におきましても、今年の東京ゲームショウは「震災からの復興」を掲げ、「ゲームで日本を元気に」というスローガンのもと、各種チャリティ―イベント等を実施してまいります。また、「アジアNO.1のゲームショウ」として、昨年に引き続き海外のゲーム業界関係者にも積極的にご参加いただき、大いに日本を盛り上げていきたいと思います。

出展企業各社の皆様におかれましては、節電の問題等について、従来とは異なる形でのブース運営など、様々なご協力を仰ぎたく考えております。何卒ご了承のうえ、是非ご参加いただきますよう、宜しくお願い申しあげます。