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「オンラインゲーム不正事例報告書」を発表いたしました。

報道関係資料

2007年7月26日

社団法人コンピュータエンターテインメント協会

CESA加盟のオンラインゲームサービス提供会社における不正事例をまとめた報告書「オンラインゲーム不正事例報告書」を発表
オンラインゲームでのトラブル防止に向けた情報発信の拡充へ

社団法人コンピュータエンターテインメント協会(略称:CESA、会長:和田洋一、事務局:東京都港区西新橋、電話:03-3591-9151)では、昨年12月よりオンラインゲームに関する様々な課題解決に向けた取り組みを進めるべくオンラインゲーム委員会を設置し活動してまいりました。この度、オンラインゲームの不正行為を巡った消費者の方々へのトラブルにつき、社会の関心の高まりなどを考慮した結果、オンラインゲーム運営会社から不正事例を集め、「オンラインゲーム不正事例報告書」としてまとめ発表いたしましたのでご報告申し上げます。本書は当協会公式サイトで公開しており、自由に閲覧・ダウンロードすることができます。

協会加盟の主要オンラインゲームパブリッシャー各社が遭遇した過去の不正行為事例をもとに構成。

オンラインゲームの不正行為を巡るトラブルについては、様々なケースが挙げられます。例えばRMT行為の中でも「パブリッシャー無許諾のRMT」についてはパブリッシャーの保証が全く無いことから、悪意のある不正ユーザーの手により金銭トラブル・アイテムの搾取といった詐欺行為にまで発展するケースがあります。その他「BOT行為」「チート行為」といった不正行為も同様に遭遇するケースが見られ、過去の同種トラブルが発生する毎に他のユーザーが繰り返し巻き込まれるケースが上げられます。今回こうした同種被害を防止する目的で「不正事例報告書」をまとめました。

不正行為への対処はパブリッシャー毎に実施、当協会の役割としては一般への正確な情報周知に努める。

ご承知の通り、オンラインゲーム上での不正行為に関する対処はオンラインゲームパブリッシャー各社が日々の運営において実施しており、ユーザーがトラブルに巻き込まれないように対策を講じるなど、既に目に見える効果を上げております。しかしながらパブリッシャーの不正行為対処前にユーザーがトラブルに見舞われたりするケースが考えられ、ユーザーがトラブルに巻き込まれないようにするためにも不正行為に対する正しい理解が必要との判断から、よくあるトラブル事例を特定のゲームだけに留まらず幅広く知っていただくことが急務と判断し当協会内の公式サイトに掲示致しました。

今後発生するオンラインゲーム上の不正行為についても定期的に事例化し公開を予定。

オンラインゲームに関しては新たなゲームシステムが登場するなど日々進化を遂げております。そのため従来想定し得なかったトラブルについても今後発生する可能性が考えられます。当協会では今後こうしたトラブル事例を会員会社間で一早く情報共有し、対ユーザー、対一般社会に向けた迅速な情報発信に努めてまいる所存です。