「東京ゲームショウ2007・日本ゲーム大賞2007懇親パーティー」レポート
平成19年9月20日(木)に開催された「東京ゲームショウ2007・日本ゲーム大賞2007懇親パーティー」は、多くのご来賓をはじめ、国内外の業界関係の方、CESA会員の皆様など、多数の方々にご参加いただき、盛況のうち終了いたしました。
概 要
- 〔日時〕
- 平成19年9月20日(木) 午後5時45分~7時
- 〔会場〕
- アパホテル&リゾート(東京ベイ幕張) 東京ベイ幕張ホール
- 〔式次第〕
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会長挨拶 社団法人コンピュータエンターテインメント協会
会長 和田 洋一来賓代表挨拶 経済産業省商務情報政策局 文化情報関連産業課
課長 前田 泰宏乾 杯 株式会社NTTドコモ コンテンツ&カスタマ部コンテンツ担当部長
山口 善輝中締め 社団法人コンピュータエンターテインメント協会
常任理事 松原 健二
会長挨拶/社団法人コンピュータエンターテインメント協会 会長 和田 洋一 氏
本日は、お忙しい中、東京ゲームショウ2007・日本ゲーム大賞2007懇親パーティーにお運びいただきまして誠にありがとうございます。ご来場の皆様、また、経済産業省様、NTTドコモ様、日経BP社様、関連するすべての方々のご支援のお陰で、今年も無事に東京ゲームショウの開催にこぎ着けました。
昨年、この東京ゲームショウで、ゲーム産業が成長の第2ステージに入ったということを申し上げました。お客様の広がりということでいきますと、従前からゲームに親しんでくださっているユーザーの方々以外にも広がりを見せておりますし、地域で見ましても、欧米はもとより、アジア諸国に至るまで、ゲームというエンターテインメントが非常に浸透してきております。このように、ゲームが、世界的なエンターテインメントの一つのジャンルとして完全に市民権を得た状態、それがゲーム産業の第2ステージ突入ということなんだと思います。CESAとしましては、この第2ステージにおいて産業をどのように成長、発展させていくかということにつきまして、国際化、そして、業界内、業界外におけるさまざまな連携、という2つをテーマに取り組んでおります。今回、ビジネスデーを一日増やし、より多くの方々との交流の場を設けたというのも、この一環です。
また昨日、JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)のオープニングのセレモニーがございましたけれども、コンテンツ産業におけるさまざまなイベントを集め、およそ1か月にわたって開催するコ・フェスタのオフィシャルイベントという位置付けも得て、業界を超えた動きにも注力していこうと思っております。加えて、お気づきかもしれませんが、今回の東京ゲームショウでは、各種カンファレンスのプレゼンテーターなどとして、かなり海外の識者の方々にもご参加いただいております。会場表示も、できるだけ英語も併記し、国際化を意識しております。
このような取組みの結果、今回の東京ゲームショウには、昨年の148社に対し、今年はおよそ45%増の217社にご出展いただいております。初めて出展いただく方が非常に増えております。ゲーム産業に対する注目と、ゲーム産業以外からの参入、こういったところが数の上でも見て取れるのではないかと思っております。また、海外からの出展社も今年は97社と、昨年の51社から倍増しております。非常に国際的な、あるいは業界を超えた交流の場になってきている、それが今の東京ゲームショウでございます。
最後に、今後も、このゲーム産業を日本を代表する産業としてさらに発展させていくために、CESAとして尽力して参りますので、どうか変わらぬご支援、ご指導のほど、よろしくお願い致します。ご清聴ありがとうございました。
来賓代表挨拶/経済産業省商務情報政策局 文化情報関連産業課 課長 前田 泰宏 氏
東京ゲームショウの皆様方、大変お疲れ様でございます。それからゲーム大賞受賞の皆様、大変おめでとうございます。早めに来て、ほとんどのブースを見て回らせていただきましたところ、勢いを感じました。今、会長がおっしゃっておられましたけれども、この参加企業の数、それからもうすでにそこにある国際性ということを実感いたしました。今から、先ほどのお話にもありましたが、国際コンテンツフェスティバル、昨日より始まっております。世界で初めてマルチコンテンツを見せると、世界中の人が集まってくれるように見せると、40日間、あらゆるコンテンツを集中豪雨にするということの皮切りは、この東京ゲームショウでございます。我々は20兆円産業を目指して、コンテンツ産業の発展を側面から支援していきますけれども、その一番の先頭がゲーム業界であるというふうに思っております。ぜひ頑張っていただきたいと思います。
今日、会場を歩きながら、2つの可能性を感じました。1つ目は産業としての発展の可能性です。これは、マルチコンテンツ時代ですからゲーム以外のいわゆるコンテンツ産業は当然のこと、それ以上に、例えば自動車メーカー、ロボットメーカー、電機メーカー等々のものづくり企業とのコラボレーション、あるいは医療、福祉、教育といったビジネス領域との融合、こういう可能性が非常にあるのかなと思います。会長がおっしゃっておられたように、パーソナルからコミュニティに拡大する中で、産業としての可能性を非常に実感いたしました。
2つ目は文化の可能性でございます。ゲームというのはどういう世界なのだろうということで、私も子供の頃から少しなじんできていましたが、風呂敷のように思いました。風呂敷の中には、壊れかけた家族の会話がよみがえったり、魔法の風呂敷でしょうか、あるいは壊れかけた自然が蘇生されたり、あるいは一度も会ったことがない民族同士が、同じ言語で話を始めたりというふうな、非常に広がりのある文化の可能性を感じております。
私はこういう皆様が、特にクリエイションということから、自らの内面にあるものを発火し、それを発信するという力が、やはりこの日本にとっては非常に大事だと思います。ますます急進してほしいと思います。我々、行政といたしましても、差し出がましいことはいたしませんが、強力に支援をしていきたいと思います。ますます期待しています。ありがとうございました。
乾杯/株式会社NTTドコモ コンテンツ&カスタマ部コンテンツ担当部長 山口 善輝 氏
数多くのご来賓の方々がいらっしゃる中で、大変若輩者でございますけれども、ご指名ということでございますので、一言お話をさせていただいたあとに、乾杯の発声をさせていただければと思います。
只今、ご紹介にあずかりましたドコモの山口でございます。本当に日頃から皆様方、本当にいろいろご支援いただきましてありがとうございます。毎年、ここでスピーチをさせていただいて、乾杯の発声をさせていただいて言われるのが、長いと、話がですね、言われておりますので、簡潔にいきたいと思います。
今ドコモは、ドコモ2.0ということで、ゲームはずっと東京ゲームショウを協賛させていただいておりますし、今回も直感ゲームで携帯ゲーム市場を広げ、そして、メガゲームでそれをずっと支えていくと、これもずっと延長線上で次の機種、その次の機種、考えておりますので、ゲーム市場、ドコモの中では月40億円の市場に、また毎年毎年お話ししておりますけれども増えてきております。ぜひ、皆様方と一緒に新たなゲーム市場、携帯電話ゲーム市場を作っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
では今後の、ここにいらっしゃる皆々様方のご多幸と、ゲーム業界の繁栄、そしてドコモと携帯業界の繁栄を祈願いたしまして、ご唱和ください。
中締め/社団法人コンピュータエンターテインメント協会 常任理事 松原 健二 氏
ご紹介いただきました松原でございます。本日は皆様、大変お忙しいところを、このパーティにご参集いただきまして、誠にありがとうございます。経済産業省はじめ、皆々様から温かいご支援のお言葉をいただき、また会長のお話にもありましたとおり、ゲーム業界は第2のステージに入り、さらなる成長に向けて、ますます取り組んでいきたいというふうに考えております。
今年は3日間から4日間、1日増えまして、例年ですと、このパーティが終わると、あとは一般の方々に入場していただくという日を迎えることでしたけれども、今年はまだまだ3日ございますので、どうか皆さん、今までの東京ゲームショウと同じ感覚ではなくて、あと3日間頑張ろうと、そういった心持ちで、ぜひお体にも気を配っていただいて、この東京ゲームショウを大きく成功させ、そして我々の産業をどんどんどんどん成長させていきたいと思っております。
昨日、コフェスタのオープニングで、コンテンツ産業を14兆円から20兆円に増やしていこうと、そういうお話がございました。この6兆円を増やすのは、もちろんこのゲーム産業、これが中心になることは間違いないと私も思っておりますので、ここにお出での皆さんとともに、このゲーム産業を育てていくためにも、東京ゲームショウ、残る3日間を盛大なものにしていきたいと考えております。皆様のご協力をよろしくお願い致します。
簡単ではございますが、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。