CESA:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会

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平成22年度通常総会・懇親会

平成22年度通常総会

レポート平成22年度通常総会が、去る平成22年5月20日(木)ANAインターコンチネンタルホテル東京において開催されました。
平成21年度の事業報告をはじめ、平成22年度の事業計画案等の議案が提出され、すべての議案は原案通り可決・承認されました。

概要

日時

平成22年5月20日(木) 午前10時30分 ~ 正午

場所

ANAインターコンチネンタルホテル東京
地下1階「ギャラクシー」

懇親会

総会終了後開催された平成22年度通常総会終了後の懇親パーティーは、ご来賓の業界関係の方々をはじめ、CESA会員の皆様など、大変多くの方々がご出席され、盛況のうち終了いたしました。

概要

日時

平成22年5月20日(木) 12時 ~ 午後1時

会場

ANAインターコンチネンタルホテル東京
地下1階「プロミネンス」

次第

会長挨拶  会長           和田洋一
ご来賓挨拶 経済産業省大臣官房審議官 渡辺信一
乾 杯   副会長          北上一三
中締め   常任理事         臼井興胤

(敬称略)

会長挨拶 会長 和田洋一

 本日はお足元の悪いところご来場頂き、誠にありがとうございます。
 本日の総会におきまして、CESAの一般社団法人への移行についてのご承認を頂きました。CESAとして、このタイミングをとらえ、さらに機動的に環境に対応していきたいと思っております。

 昨年度におきましては、ハード、ソフト市場とも、世の中から言われているほど悪い状態ではなく、堅調に推移したと思っております。

 現状のゲーム産業におきましては、いくつかの要素が複雑に絡まって構造変化が起きており、単純に環境が良い状態か悪い状態かということが捉えにくくなっていると思っております。業界全体は、たとえ表面には出てこなくても水面下での動きも激しくなっており、CESAとしても、いかに対応するかが課題になっております。

 ただ、私共が確信をもって言えるのは、市場全体をとらえると、ゲームを遊んでくださる方々が確実に増えているという事実でございます。そして、お客様の嗜好はこれまで以上に多様になっております。この変化に対応するゲーム業界をサポートするのがCESAの責務でございます。

 最近、日本ゲームクリエイターがコンテンツを作る土壌が以前より痩せてきたと繰り返し申し上げておりますが、たまに安心するのは、小中高生のなりたい職業のベスト10にゲームクリエイターが入っている事です。CESAとしてモノを作る環境を全面的にサポートし、また世界の方々ともコミュニケーションもきちんと取る事によって、ゲームを世界中の人々の中に浸透させていきたいと思っております。

 法人格が変わりましても変わらず、業界の発展に一層取り組んで参りますので、よろしくご支援のほどお願い申し上げます。ご清聴ありがとうございました。

来賓代表挨拶 経済産業省 大臣官房審議官 渡辺信一

 皆様こんにちは。経済産業省 商務情報政策局の渡辺信一と申します。社団法人コンピュータエンターテインメント協会 総会の御盛会をお喜び申し上げます。和田会長はじめコンピュータエンターテインメント協会の皆様には、産業振興の面から大変お世話になっております。

 私は今年1月からメディア・コンテンツの担当となりましたが、いわゆるコンテンツの分野では産業としての重要性の意識がますます高まっておりますし、政府の方でも様々な審議会やIT及び知財戦略本部の中でコンテンツの海外展開が大きな課題となっております。ただ、このコンテンツという言葉の内容は非常に多様でありまして、ゲームソフト産業については私自身も現在勉強しているところでございます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 ただいま和田会長からもございました通り、現在は昨年の経済全体の厳しい状態から回復しつつある中ではありますけれども、とても元気なゲーム産業に対しても、環境は予断を許さない現状であると伺っております。

 またその事のみならず、携帯端末の新しいプラットフォームの登場、またハードを含むそれらプラットフォーム間の競争、さらにはインターネットを活用したゲーム市場の展開などと、対応すべき要因は多様になっているものと存じます。そのような中で、当省と致しましてはクリエイティブ・コンテンツであるゲームソフトを創造する皆様の一層の進展に少しでも寄与し、かつ皆様と連携すべく、例えばCEDECにおいての人材育成に資するための「業界研究フェア2010」の開催や「日本ゲーム大賞2010」での大臣表彰など、ゲームソフト産業の進展のための環境づくりに一層努力して参りたいと存じます。どうぞこれからもよろしくお願い致します。

乾杯 CESA副会長 北上一三

 皆さんこんにちは、副会長の北上でございます。乾杯の前に一言ご挨拶を申し上げたいと思います。先ほど和田会長もおっしゃった通り、厳しい変化の世の中で皆さまでビジネスをしております。

 またユーザ意識も非常に激しく動いております。その激しい変化の中でユーザの意識というものを是非皆さんの、先頭で捕らえて頂いて変化を感じて頂いて、そしてこの激しい競争の中、是非CESA全員が頑張って頂ければと思っておりますし、この協会を通じて情報を入手し、あるいは交流をし次のステップにつなげていっていただければと思います。

 では乾杯をさせて頂きます。ご唱和のほどよろしくお願い致します。ご参集の皆様方ならびに、ご法人の方々ますますのご発展を祈願いたしまして乾杯したいと思います。乾杯。

中締め CESA常任理事 臼井興胤

 皆様こんにちは、セガの臼井でございます。この中締めをやる際に皆さんご歓談中で、なかなか注目を得るのが難しいので今日はどうやって気合を入れようかと思っているところです。昨年度も同じような会がございまして、新型インフルエンザの話題があったと思います。今年はそれは無いのですが、どうも"口蹄"何とかとか、火山が爆発したりとか、いろいろ先が見えない感じの今日この頃でございます。

 先ほどから環境が急激に変わると言う話がございますが、我々のビジネスの中で、今日2つの大きな変化があると思います。それは"優勝劣敗"が、益々はっきり分かれてきたと言う事が、ひとつございます。売れるものは益々売れ、売れないものは全く売れない。ロングテールになるものがほとんどで、俗に"2:8のルール"があるはずなんですが、世の中を見渡すと"2:8のルール"どころか"1:9"か、"0.5対99.5"そんな状況です。それはすなわち、今はネット上で情報がすぐにシェアされる事が、影響しているのではないかと思います。

 ふたつ目の環境変化として色々ゲームの裾野が広がってきていること。一年ぐらい前からネット上いろんなものを育てたり、何か盗んだり、直近では、皆様のお手元にはと言うことで、私はアップルの回し者ではございませんが、iPadという凄まじいマシンが出てきました。実は私はキンドルとか、電子書籍は本がデジタルになっただけだと思っていましたけれども、今ここにいる皆様がご存知のように文字媒体の書籍などが、いままでゲームが唯一、我々しか持っていなかったインタラクティブ性を手に入れました。

 本を読んでいて我々が本とこうすると中の物が動いたり、文字だけが載っていたところに、写真が表示され、触れると動画が動き出すと、これはまさに、コンテンツ屋としていろんなところから競争も受けますし、同時に我々がビジネスを広げるチャンスも増えているんじゃないかと思います。

 CESAとして集まっている我々、日本勢としまして海外にしっかりと攻め込みたいと思います。そういう意味ではCESAを通じて競争しないで良いところ、皆で協力するところを見つける。本来競争すべき中身をつくるところ以外ではきっちり手を結び情報を共有していきたいと考えております。最後になりますけれどもここにご列席の皆様と、コンピュータエンターティンメントという広義の遊び、ゲーム、この市場の発展を祈願いたしまして一本締めでお願いしたいと思います。それでは皆様お手を拝借。一同、一本締め。どうもありがとうございました。