CESA:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会

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プレスリリース

2011年7月19日

報道関係資料

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会

「2011CESAゲーム白書(2011 CESA Games White Paper)」発刊!
2010年の国内ゲームメーカーによる家庭用ゲーム総出荷金額は1兆7,975億円。
特別寄稿に幻の名著『遊戯機械産業の先駆者たち』を完全復刻収録!!

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(略称:CESA、会長:和田洋一、事務局:東京都港区西新橋、電話:03-3591-9151)は、家庭用ゲーム産業の年次報告書『2011CESAゲーム白書(2011CESA Games White Paper)』(A4版、本文328ページ、税込価格8,400円)を発刊いたしますのでご報告申し上げます。本日より全国の政府刊行物取り扱い書店などで販売を開始いたしました。

当協会では、1996年より、当白書等のコンピュータエンターテインメント産業に関わる各種データを調査・集計し業界内外に向け情報を発信してまいりました。

『2011CESAゲーム白書(2011CESA Games White Paper)』では、「メーカー出荷量データ」のほか、「東京ゲームショウ2010来場者調査」「2011CESA一般生活者調査報告書~日本・韓国ゲームユーザー&非ユーザー調査~」よりそれぞれ一部データを抜粋し掲載しております。また海外市場の紹介として、これまで継続してきた米国・英国・ドイツ・北欧・カナダ・台湾のデータに加え、今年度よりスペイン・イタリア・オランダ・スイスのデータを、関係機関の協力の下に転載しております。また本書は「日本語/英語同時表記型白書」として発刊しております。

家庭用ゲームソフトウェアとハードウェアの総出荷額は、1兆7,975億円

今回の調査の結果、日本の家庭用ゲーム関連企業における2010年1月~12月までの国内向け・海外向けを合わせたソフトウェアとハードウェアの総出荷額は、1兆7,975億円(2009年:2兆2,493億円)となりました。

ソフトウェアの総出荷額は6,705億円、ハードウェアの総出荷額は1兆1,269億円

ソフトウェアの国内外を合わせた総出荷額は、6,705億円(2009年:7,586億円)となりました。この内、国内におけるソフトウェアの総出荷額は2,591億円(2009年:2,525億円)と増加し、海外におけるソフトウェアの総出荷額は4,115億円(2009年:5,061億円)と減少いたしました。

ハードウェアの国内外を合わせた総出荷額は、1兆1,269億円(2009年:1兆4,908億円)。この内、国内におけるハードウェアの総出荷額は1,667億円(2009年:2,016億円)、海外におけるハードウェアの総出荷額は9,602億円(2009年:1兆2,892億円)と、共に減少いたしました。

ソフトウェアとハードウェアの国内総市場規模は5,321億円

ソフトウェアおよびハードウェアの国内総出荷規模から推計した、国内における総市場規模は5,321億円(2009年:5,616億円)でした。内、ソフトウェアの国内市場規模は3,442億円(2009年:3,341億円)、ハードウェアの国内市場規模は1,879億円(2009年:2,275億円)となりました。

2010年の国内ミリオン出荷タイトルは全7タイトル

2010年に家庭用ゲームソフト出荷実績のあったメーカーを対象に、2010年発売タイトルのうち100万本以上出荷があったタイトルを調査したところ、全7タイトルとなりました(「ポケットモンスター ブラック/ホワイト」(NDS)は1タイトルとカウント)。このうち最も多く出荷されたのは「ポケットモンスター ブラック/ホワイト」(NDS)で、2010年12月31日までに526万本を出荷しました。第2位は「モンスターハンターポータブル 3rd」(PSP)で、400万本の出荷となりました。

特別寄稿に幻の名著『遊戯機械産業の先駆者たち』を完全復刻し収録

今回の白書では特別寄稿として、日本SC遊園協会様が1988年(昭和63年)5月に発刊された「遊戯機械産業の先駆者たち」を完全復刻し収録いたしました。本書はもともと、「遠藤嘉一氏を称え先駆者をしのぶ会」の開催に合わせ制作され、一部の業界関係者のみに配布された非売品書籍です。この度、本書を広く一般にご紹介したいという当協会の主旨に対し、日本SC遊園協会様より特別にご許可をいただき収録させていただきました。
本章では遠藤嘉一氏のほか、土井万蔵氏・佐原茂氏・温品利作氏・早見数見氏・中村柳太郎氏・山田貞一氏・岡本之治氏・若田部繁之助氏・森周一氏・松永泰助氏・雅楽孝之氏といった数多くの業界先駆者を紹介しており、家庭用ゲーム産業のみならず、我が国全ての遊技産業のルーツを知る上で大変貴重な資料となります。

業界関係者5テーマの寄稿を掲載

昨今のゲーム業界におけるトレンドを代表し、今回は「アークシステムワークス株式会社の『国際インターンシップ制度』の取り組み(アークシステムワークス(株)/木戸岡稔氏)」、「建設とゲームの協働が生み出す、新しい付加価値~前田建設『ファンタジー営業部』とは何か~(前田建設工業(株)/岩坂照之氏)」、「バンダイナムコゲームスの教科書制作事業~ゲームのノウハウを投入し、小学校向け教科書を共同制作~((株)バンダイナムコゲームス/一木裕佳氏)」、「悪いのはゲームではなく親の無理解~ゲームにおける『躾(しつけ)』の必要(千葉大学大学院教育研究科講師/星幸広氏)」、「『NEOGEO』生誕20周年を経て―これまでとこれから―((株)SNKプレイモア/伊藤誠氏・鈴木涼子氏)」の5テーマを寄稿いただき収録いたしました。

初心者講座ページに「ソーシャルネットワークゲームのビジネス構造」を追加

これまでの読者のリクエストを踏まえ検討した結果、今回より新たに「ソーシャルネットワークゲームのビジネス構造」ページを収録いたしました。

(参考)世界九地域合算・ゲームソフトウェア市場規模は1兆7,533億円

今回の白書では米国・英国・ドイツ・北欧の四地域に加え、スペイン・イタリア・オランダ・スイスの四地域のデータを入手できたことから、海外八地域の市場規模を日本円に換算し、日本市場を含む九地域の市場規模を合算したところ、合計で1兆7,533億円市場となりました(*海外八地域はパソコンゲーム市場も含む)。

【本発表の内容に関するお問い合わせ先】
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
TEL:03-3591-9151/FAX:03-3591-9152
Eメールアドレス:info@cesa.or.jp
CESAホームページアドレス https://www.cesa.or.jp/