CESA:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会

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東京ゲームショウ2012・日本ゲーム大賞2012 懇親パーティー

平成24年9月20日(木)に開催された「東京ゲームショウ2012・日本ゲーム大賞2012懇親パーティー」は、多くのご来賓をはじめ、国内外の業界関係の方、CESA会員の皆様など、多数の方々にご参加いただき、盛況のうち終了いたしました。

概 要

〔日時〕
2012年9月20日(木) 18:00~19:15
〔会場〕
アパホテル&リゾート〈東京ベイ幕張〉東京ベイ幕張ホール
〔出席者〕
当協会会員、東京ゲームショウ2012出展者、日本ゲーム大賞2012受賞者、協会関係者(関連業界団体、マスコミ、流通関係者、業界関連企業、コフェスタ関連など)
〔式次第〕
主催者挨拶一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会
会長 鵜之澤 伸
ご来賓挨拶経済産業省 商務情報政策局文化情報関連産業課
課長 伊吹 英明
乾杯のご発声一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会
理事 辻本 春弘
中締め 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会
理事 鶴見 尚也

会場風景

主催者挨拶/一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 会長 鵜之澤 伸

会長挨拶

CESAの会長に5月に就任いたしました、鵜之澤でございます。皆様本日は大変おつかれさまでした。これも偏にご後援いただきました経済産業省の皆様、共催の日経BP様、ならびに辻本委員長をはじめイベント委員会の多大なる努力と、ましてや、イベント全体に関わる出展者の皆様のご協力によってかくも盛大に出来たというふうに思います。

また、6年間CESAの会長をお務めになった和田さんにおつかれさまの拍手をぜひ。<拍手>

皆様も今日会場をご覧になっていただいて、おわかりいただいたと思いますが、すごく会場の雰囲気がかわったと思いました。この一年でいろんな流れが来た所と、参加のパートナー、アジアを中心に海外の方が入って、すごく各社のブースが変わったなという印象を受けました。やはりこの業界はちょっとのことではヘコたれないし、新しい波をパンと乗り越えることができたんだと思いますし、この会場にいるクリエーターの皆さんが、どんどん新しいことを吸収して、次のステージにまたいけるんだというように考えています。

ゲーム産業自体は右肩上がり、特に日本のゲーム産業はちょっと前からすると2倍、3倍になっているということを全世界にアピールしながら、さらに皆様がぐっとハードルをあげて、もっと景気がよく皆が幸せになる業界していただければと思います。本日は大変おつかれさまでした。またあと3日間がんばりましょう!

ご来賓挨拶/経済産業省 商務情報政策局文化情報関連産業課 課長 伊吹 英明

ご来賓挨拶

只今ご紹介にあずかりました経済産業省メディアコンテンツ課長の伊吹と申します。本日は東京ゲームショウ、日本ゲーム大賞いずれも盛大に開催されましたことをまず、お喜慶び申し上げたいと思います。

本日拝見させていただいて感じたことが3つありました。1つ目は、「勢いがあるな」ということ。去年は震災の影響もあって出展企業数・コマ数が少し減りましたが、今年は大幅に盛り返して、一昨年の数字も大幅に超えていると思います。これはソーシャルゲームやネットワークゲームの展示が増えていることと同時に、ソーシャルゲームはどちらかというと少しゲームをする方々がどんどん新しく入ってくる世界だと思いますが、クオリティの高いもの、高精細な画質、動きを追求する人として、家庭用ゲーム機を使っていく方々もたくさんいるのだということを感じました。

2つ目ですが、いろんな業界の方と「どういう業界が伸びていくか」についてのお話をさせていただくと、「若い方が入ってくる業界」は必ず伸びるということと、「海外の方々がどのくらい注目してくれるか」が重要だということを皆様が仰ります。ゲーム業界の皆様は、いままでも家庭用ゲーム機を含めて海外でたくさん売上をあげてこられて、日本のほとんどのコンテンツ業界が国内マーケット中心の中、この業界は「海外に向けてどんどん成長していこう」という意欲にあふれている業界だと思いますので、非常に素晴らしいことだと思います。

3つ目ですが、ソーシャルゲームが伸びていることに関連して、ユーザーが広がっているということは、それだけゲームに慣れていない人たちが入ってくるということかと思います。「コンプガチャ」をはじめいろいろなことを騒がれてきましたが、業界で自主的に対応されて、問題を克服しつつある状況にあると思いますので、業界の成長の妨げにならないようにこの問題を切り抜けて欲しいと思います。

 アジアに関して言いえば、アジアは伸びて行くマーケットですので、欧米に加えてこれからもそこに進出していって欲しいと思います。海外でビジネスを展開していく時に、国内だけでは十分な人材が必ずしも集まらない場合、アジアでゲームの制作の一部を行う、パートナーを探す、流通の相手を探していくということを、ビジネスを拡大する時に模索されていると思います。今回もアジアビジネスゲートウェイということで企画をされておりますので、海外とのコラボレーションをどんどん進めていただければと思います。

最後に本日ゲーム大賞で受賞された方々に対して敬意を表したいと思います。本日お集りの方々、これからビジネスをどんどん拡大して、この場がまた皆様にとっていろんなビジネスが発生する場になればという意味でも、交流を深めていただければと思います。本日は本当におめでとうございます。

乾杯のご発声/一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 理事 辻本 春弘

乾杯 皆さま今晩は。乾杯のご挨拶をさせていただきます。

数年前から、「東京ゲームショウをアジアナンバーワンのゲームショウにしていく」というお話をさせていただいております。これは地理的に日本に近く、日本のコンテンツに対して高い関心を寄せていただいている有望なアジア市場に対して日本のゲーム産業をいかに拡大していくか、この大きなテーマについて、一企業が取り組むのではなく、ゲーム業界全体で東京ゲームショウという長年培った素晴らしいステージを活用していただくことが重要だと思い、3年前に新たなテーマとしてご提案させていただきました。

今回は日経BP社様に献身的にアジアの国々をまわっていただき、多くの国々の協会を誘致していただきました。中には「まさか日本のゲームショウから誘いがあるとは思わなかった」という方もいらっしゃいました。

目に見える形で東京ゲームショウを変えていく。そうすることで、アジアだけでなく、欧米をはじめ世界中から人々が集まるようになれば、東京ゲームショウは必ず世界一のゲームショウになるだろうという考えをもとに、開催させていただきました。

アジア市場はスマートフォンという有望な端末の普及が著しい市場でもあることから、今回のゲームショウもアジア戦略を考えるうえで、スマートフォン向けゲームを重視してブースを設けさせていただきました。ただ、誤解していただきたくないのは、アジア市場に力を入れたとはいえ、ゲーム先進国である欧米、日本の市場をないがしろにしているわけではありません。

家庭用ゲーム機市場では、昨年から新しいゲーム専用機が発売されています。これから先も新たなゲーム機が登場することは市場にとって確実にプラスとなります。ゲーム市場の更なる発展に疑いはないと確信しています。

また、すべてのハードがオンライン機能を強化しています。これまでのゲーム業界はパッケージビジネスで、B to Bのビジネスでした。それが、すでにB to Cのビジネスが可能な環境になっています。そのようなビジネスの構造転換がなされている状況を考えると、ゲーム業界は今後必ず発展します。アジアにおけるゲーム先進国日本は、その役割を担っていかなければなりません。ぜひとも明日から三日間の東京ゲームショウを活用いただき、皆様のビジネスが発展するように、ご参加ご協力いただければ幸いです。

 まずは、東京ゲームショウが無事に成功すること。また、この東京ゲームショウで皆様のビジネスが、さらに成長・成功できるよう、ひいてはゲーム業界全体が成長・成功するよう祈念いたしまして、乾杯のご挨拶とさせていただきます。
(一同で乾杯)。

中締め/一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 理事 鶴見 尚也

中締

皆様、宴も酣ではございますが、中締めの前に少しだだけご挨拶させていただきます。この5月からCESAの理事に就任させていただきました、鶴見でございます。

先ほど鵜之澤会長からお話がありましたが、ここ数年、パッケージビジネスが右肩で下がってきています。その反面ソーシャルゲームや携帯ゲームが上がってきているということです。トータルしますと、2011年の1年間で日本全体のゲーム業界は、8,000億の市場になっています。これは、ソフトとハード、デジタルやディストリビューションも含めてです。その中の構図が大分変わってきています。およそ半分強がハードウェアとコンソール関連のソフト、半分弱がすでに携帯電話を介したゲームとなっています。それが今年、来年になるとハードウェアのプロダクトライフの端境期に入っているため、これからニューハードが出たりします。したがって、1兆円規模近くのマーケットになっていくんだと感じております。

今日展示を見させていただきましたが、ほとんどのパブリッシャー様が、全てのコンソール、プラットフォームにゲームを提供するという態勢が、日本の企業は整いつつあると思います。これで日本のマーケットをさらに大きくして、かつ世界に出て行くといことを、皆様で本当に真剣にやっていただきたいと思っております。
数少ない日本が誇れる産業だと思っております。これを世界に発信していくということが我々の使命だと思っておりますので、ぜひがんばってやっていただきたいというように思っております。

それでは、皆様のご健康とご健勝を祈念いたしまして、一本締めで締めさせていただきたいと思います。
(一同で一本締め)